税務調査
納税者も税理士も「調査」という言葉を聞いた途端、顔色が変わります。
当事務所では開業当初たて続けに5件くらい調査を経験しましたが、
その後、特にここ10年間では2回しかありません。
相続税に関しては「ゼロ」。
通帳の出入りや名義預金の確認は厳重に行っていますし、
土地については、複数の点検グループの眼を通って評価明細書を仕上げていきます。
遺産総額10億円・納付税額2億円という案件もありましたが、
相続税調査は皆無です。
以前、勤務していた事務所の所長先生から
「税法という同じ飯を食って生きているのだから
税務職員とは敵対することなく、媚びることなく、
それぞれの立場から意見を主張すればいい」
という言葉を常に実践しています。
毎月、関与先から預かった資料を入力担当者が税法に照らしてデータ処理を行い、
更にそのあと私が「税務署の眼」で確認していますので、
いつも二重に税務調査を行っているようなものです。
この二重チェックの網を掻い潜って
税逃れをする悪質な脱税行為者もたまに居ますが、
そういう方とは縁を切らせて頂いております。
せっかく頑張って稼いだのに
「税務署に持っていかれるのが惜しくて」という気持ちもわかりますが、
脱税に手を染めて「どうやって誤魔化そうか」と日々悩むより、
設備を新しくするとか、従業員に還元するとか、
もっと前向きに有効に余剰資金を使えばよいと思います。
社員の皆と美味しいものを食べに行って、カラオケで乾杯して、盛り上がって、
楽しく賑やかに過ごせば「社長の為に明日も頑張ろう!」
と更に元気な会社に発展すると思います。
とは言っても、
税務調査となった場合は、事前準備と当日の対応をアドバイスいたします。
進展状況によって、こじれそうになれば
調査が得意な税理士先生と連携しますので、ご心配なく。