気になる遺産(2)
2017年08月17日(木)
カテゴリ:相続
ロ)税務署:現金
申告漏れのトップは「現預金」で全体の35%を占めるそうです。
預金の場合は「名義預金」が問題になります。
これに対して「現金」の場合は「名前」が付いていないだけに「預金」以上に厄介です。
例えば以下のような場合、あなたならどうしますか?
・3年前に建物所有者から「底地」買取り申し出があり5千万円「現金」で売却。
・被相続人は底地のほか、自宅・賃貸物件所有し家賃収入月200万円。
・高齢による寝たきり状態で趣味・旅行・入院・手術もなく多額の出費の可能性皆無。
・それにもかかわらず相続開始時には自宅金庫の現金は「ゼロ」。
・同居の親族は同年齢の配偶者と別生計の長男家族。
こんな場合の申告書には「現金」欄は、少なくとも「5千万円」は記載すべき?
「5千万円」以上? それとも「ゼロ」?
あなたが担当の税理士だったら「どう」しますか?