民間企業で「売上」に押しつぶされそうになった苦い経験があります。仕事の出来ない奴にまで、決まった日に給料を支払っていかなければならない憤りを、知っています。「紺色を頼んだのに、黒が届いた」と騒がれて、自宅にまで行って土下座をした悔しさを覚えています。

売上に苦悩する日々、金策に走り回る辛さ、クレーマーへの対応の難しさ、など、経営者と同じ思いを味わってきました。

「ここだけは引き下がれない」という税務署との折衝ポイントで、熱い思いを語ることが出来るのも、社長の気持ちが心底わかるからです。

社長のように工作機械を操作することは出来ません。しかし、パソコンなら当事務所の専門分野ですので、いくらでもお手伝いします。

「自分で入力」が流行っていますが、慣れないことに時間をかけるより、本業に専念して下さい。帳面付けが苦手なら、当方で請け負います。空いた時間をゆっくりとお過ごしください。

同級生のＡ君が「手形の期日が近づくと眠れない日々が続く」「今月は給与の支払ができるかな？」と金策に走り回る。正月も休まず、毎日遅くまでこんなに「頑張っている経営者を応援したい、力になってあげたい」と思ったのが、税理士になるきっかけです。

へとへとに疲れた彼が「駆け込み寺」のように通っていたのが顧問の税理士事務所でした。 気さくな先生で「おう、来たか」といって彼の話を聞き具体的に「あれこれ」とアドバイスをしておられました。

それで吹っ切れたのか、帰りはいつもの元気なＡ君に戻っていたのが強烈な印象です。 私もこんな「税理士になりたい」と心に決めました。

決算書や申告書等の「数字」の仕事が税理士業務の中心ですが、「数字」の仕事は税理士であれば誰がやっても大差ありません。当事務所は、「数字」以外のプラスアルファーの提供を常に考え、関与先が本業に集中できるようにサポートすることを心がけています。

民間企業での豊富な経験から、経営者の気持ちが良く解ります。「数字」以外の事でも何なりと気軽に御相談下さい。

企業のホームドクター（かかりつけ医師）のような税理士を目指しています。その為には関与先ご家族全員の性格や好みまで把握していることが必要です。数百件も関与先があると覚えきれません。「おいしい」と評判の飲食店が、チェーン展開したとたん「味が落ちた」「サービスが悪くなった」と云った現象に陥ることをよく聞きます。

スタッフを何十人、何百人も抱えて業界での影響力を持とう、なんて考えは全くありません。 関与先の名前を聞けば、経営者・ご家族・従業員の顔がスグに思い浮かぶ、業績数字が頭の中に刻み込まれている、そんな件数が理想です。

たくさんの関与先を抱えていては些細なことに対する気配りが、おろそかになってしまいます。それには、気の合う者同士ほどほどの件数でないと充分な対応が出来ません。

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